雪男の、もう1人の末っ子の話 7 (ページ32)

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《9人には事前に、悠木くんと2人でいるときに、ドッキリが仕掛けられることを伝え‥‥》

川「反応も人それぞれですねぇ。」

「んふ、そうですねぇ。」

《というわけで、Aブロックの方々から‥‥》

・

《美容命の渡辺は‥‥？》

バァンっ

渡「うわ、」

「っ〈ビクつく。〉」

団「貴方のその反応、ベタで〜す！」

川『渡辺さんもう知ってるやろ。』

「っ！‥‥《涙を溢す》」

渡「ちょ、まってまって。〈カメラから悠木を庇う〉」

川『過保護やなぁ〜。初っ端から？』

渡「大丈夫？」

「ん、」

渡「いや、大丈夫じゃねぇな。とりあえず行こ。ん、びっくりしたな。」

《カメラも団長も放置で行ってしまった‥‥。》

川『ほんまにすっ転んでたのと同一人物か？』

・

《続いては、筋肉命の岩本！》

バァンっ

「っ〈ビクつく。〉」

岩「っと、〈転けかけた悠木を支える〉」

団「貴方のその反応、ベタで〜す！」

「っ！‥‥〈涙を溢す〉」

岩「あ〜‥‥びっくりしたな、うん、1回戻ろ、な？」

「‥‥ん‥‥。」

岩「ん？」

「‥‥〈岩本の手を両手で握る〉」

岩「んひひ、どうかした？」

《カメラも団長も放置で行ってしまった‥‥。(2回目)》

川『いやぁ〜、過保護ですね。うん。』

・

《気を取り直して3人目、Aブロックを勝ち進んだクイズ命の阿部！》

バァンっ

「っ〈ビクつく。〉」

阿「っと、」

団「貴方のその反応、ベタで〜す！」

「っ！‥‥〈涙を溢す〉」

阿「あちゃ、」

「‥‥りょーへくん知ってたの。」

川『お、ちょっと変えた。』

阿「うん。知ってた。」

川『認めるんかい！』

阿「ん〜、ごめんね。行こ。」

「‥‥〈阿部から顔を逸らす〉」

《拗ねたふうに見せながら、悠木くんの手はしっかり阿部さんの袖の端を握っている！！》

川『いやぁ、小賢しいですね。』

《そして、カメラも団長も放置で行ってしまった！！(3回目)》

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《Aブロックの3人を終えて‥‥。》

川「いやぁ、分かっちゃいましたけど、過保護ですねぇ。
　あと、悠木くんが、僕が思ってたよりちょっと小賢しい。」